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小谷野 敦著


江戸幻想批判

――「江戸の性愛」礼賛論を撃つ

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四六判216頁

定価:本体1800円+税

発売日 99.12.20

ISBN 4-7885-0698-X

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◆論争をよぶ江戸文化論
『男であることの困難』(小社刊)、『もてない男』(ちくま新書)でフェミニズムに対して堂々と持論を展開した著者がおくる論争の書第三弾です。田中優子『江戸の想像力』、佐伯順子『遊女の文化史』以来、「江戸は明るかった」とか「性的におおらかだった」という「江戸幻想」が盛んですが、その言説を上野千鶴子さんなどのフェミニストまでが支持する今日の知的状況に対して、その性的自由とは強姦とセクハラの自由であり、洗練された遊郭文化とは女性の人身売買の上に築かれた悲惨なものだったと、文学、歌舞伎、落語などの体験的知識を総動員して大批判します。

◆書評
―2000年1月9日、京都新聞(他デーリー東北、山   形新聞)、伏見憲明氏評
―2000年1月16日、静岡新聞(他高知、愛媛、秋田  さきがけ、岐阜、神戸)
―2000年1月23日、東京新聞(他北海道、西日本   新聞)、大月隆寛氏評
―2000年1月28日、週刊ポスト、橋本勝三郎氏評
―2000年2月、週刊文春
―2000年2月19日、北海道新聞、唐沢俊一氏評
―2000年2月20日、北海道新聞、村井紀氏評
―2000年3月、歴史読本
―2000年3月10日、内外タイムス
―2000年4月13日、週刊文春、井上章一氏評
―2000年5月、文学界

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目次

序説「江戸幻想」とは何か

第一部 「江戸幻想」の諸相
近世文化に関する覚書−「江戸幻想」の広まり
江戸幻想の原点−佐伯順子の仕事について
「江戸幻想派」集結?−「春本座談会」を読む
相対主義について
私的徳川時代論
農村は性のパラダイス?
「悪場所の発送」と<江戸ブーム>−『廣末保著作集』刊行によせて
フーコー的近代としての江戸−櫻井進『江戸の無意識』について

第二部 近世文化の諸相
歌舞伎批評は可能か?
女形の近代
唐十郎「特権的肉体論」を読む
馬琴の位置
再び処女の純潔を論ず−伏姫論
父/作者の疎外−『南総里見八犬伝』再考

あとがき


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