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久米 博 著


ワードマップ 現代フランス哲学


四六判296頁

定価:本体2400円+税

発売日 98.2.20

ISBN 4-7885-0626-2

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知の世界を揺るがせ続けてきた現代フランス哲学。60年代以降現代まで,サルトル,メルロ=ポンティからフーコー,バルト,リクール,ラカンをへてデリダ,ドゥルーズにいたる展開を,四部構成・35のキーワードで見通しよく鳥瞰する。

◆本文紹介◆
第二次大戦後のフランス独自の思想として、実存主義と構造主義の名を挙げることに異論はないだろう。もとより実存主義も構造主義もフランスの専売というわけではない。しかしこれらには、他にはないフランス独特の特徴がある。それはこれら二つの思想の出現の仕方にある。いずれの場合も狭義のアカデミズム内の出来事ではなく、フランスの知識人が多数それに関与し、ジャーナリズムを介して一般人の関心をも惹きつける社会的な現象となったのである。戦争直後のジャン=ポール・サルトル、モーリス・メルロ=ポンティ、アルベール・カミュといった実存主義哲学者、文学者たちの活躍はめざましく、その余波ははるか日本にまでおよんで、実存主義を流行らせたのである。実存主義から構造主義への交代も派手な論戦、論争を巻き起こした。…中略…このように思想が事件となり、現象となる傾向は、特殊フランス的といえよう。(「哲学と知識人」より)

◆書評
東京新聞 98.4.19

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◆目 次◆
はじめに
T一九六〇年の思想的状況
哲学と知識人/フランス哲学とドイツ哲学
U実存論的現象学
想像力と意識の無化作用/意識の自由と実存主義/弁証法的理性批判/世界内存在としての身体/沈滞するコギト
V構造主義
構造主義/記号の恣意性/音素と音韻論/構造人類学/野性の思考/エクリチュール/テクストの快楽/鏡像段階/無意識の言語的構造/認識論的切断/兆候的読み方/構造意味論/フェノテクストとジェノテクスト/ディスクールの言語学
Wポスト構造主義
理性と非理性/知の考古学/知への意志/現前の形而上学批判/差延/脱構築/差異と反復/欲望する機械
X現象学の新しい展開
他者の顔/存在するとは別の仕方で/傷ついたコギト/物語的自己同一性/情感性/存在の贈与
あとがき


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