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土田知則・神郡悦子・伊藤直哉 著


現代文学理論

テクスト・読み・世界


四六判288頁

定価:本体2400円+税

発売日 96.11.29

ISBN 4-7885-0579-7

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テクストから世界へ! ソシュールに始まりバフチン、バルトを経てクリステヴァ、ド・マンなどに至る現代の文学理論が読みの理論にもたらした転回を、テクスト、ディスクール、脱構築など34個の新鮮なキイワードを手がかかりに,鮮かに説き明かす。

◆書評
1996年11月21日、出版ダイジェスト
毎日新聞 97.11.21 大井浩一氏評
1999年11月21日、出版ニュース、加藤迪男氏評

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◆目 次◆
はじめに
T構造主義詩学の展開
記号とは何か?/ソシュール言語学から構造主義文学批評へ/ヤーコブソンの詩学/物語の潜在構造物語論
U文学理論の記号論的展開
テクストと記号/テクストと修辞理論/メタファーとメトノミーの可能性/ディスクールの言語学と文学/現象学と文学/虚構言語行為論
V社会の中の文学
テーマ批評/マルクス主義文学批評の可能性/ジェンダー的読みを解き明かす/ディスクールの(権)力/読者の誕生/欲望・貨幣・テクスト/作品から文学現象へ
Wテクスト理論の諸相
意味生成分析/テクストの精神分析/対話あるいはテクストの多声性/「間テクスト性」の詩学/作品からテクストへ/テクストの文体論的分析/メタフィクション/テクストのインターフェース
X新たな理論展開に向けて
テクストのなかの他者性/ドゥルーズとスキゾ分析/デリダと脱構築/アメリカにおける脱構築批評/フェミニズムと文学理論/レトリカル・リーディング/テクストから歴史へ/コンピュータと文学研究
おわりに
現代文学理論のためのブックガイド
人名索引


◆本文紹介◆
概要を示すなら本書は、一九六〇年代から現在に至るまでの主要な議論を抑えてある。フランスが中心であるのはことの性質上当然だが、とくにアメリカでの旺盛な文学研究の動向がバランスよく盛りこまれていることは、本書の特色の一つに挙げられるだろう。第二の特色として、文学研究の現在と未来を意識したことを強調しておきたい。類書にはない文学メディア論の項目や「コンピュータと文学研究」などは、そうした意識の端的なあらわれである。巻末のブック・ガイドも、これから読者が文学の考察に新たな展開を加えてゆく契機となる著作を中心に選んである。第三の特色として、本書がすでに文学理論に十分精通している人たちをもターゲットとしていることを挙げておこう。解説的な部分にさえわれわれは、われわれ独自の見解を添えるようにした。アクセントの置き方、意義付け、展望などに関して、本書は既存の内外の文学理論概説書にみられる記述と多くの点で異なっている。願わくば読者には、われわれが先行する著作と交わしている対話を聴き取っていただきたい。(「おわりに」より)


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