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酒井直樹 著


死産される日本語・日本人

「日本」の歴史‐地政的配置


四六判320頁

定価:本体2800円+税

発売日 96.5.1

ISBN 4-7885-0556-8

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日本の近代は常にヨーロッパ近代を参照項として語られてきた。〈日本〉の歴史‐地政的配置を明らかにし,〈日本〉という言説の意味を問い直す。ナショナル・アイデンティティの語りがもつ陥穽を抉り,日本的自民族中心主義からの脱却をめざした注目作。

◆書評
東京新聞 96.12.29 特集 「今年の3冊」大澤真幸
「週刊読書人」96.12.27 特集「近代以後メタヒストリーを提起」阿部安成氏
「リテレール」96.冬 守中高明氏評
朝日新聞 夕刊 96.9.26 特集 「ウォッチ論潮」宮台真司氏
「出版ニュース」96.7中
朝日新聞 96.8.18 上野俊哉氏評
「週刊読書人」96.8.23 梅森直之氏評
「週刊読書人」96.7.26 紹介 渡辺公三氏評
「図書新聞」96.7.20 西谷 修氏評
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目次

はじめに

T近代の批判:中絶した投企―日本の一九三〇年代―
西洋という仮想された同一性/普遍主義と特殊主義の親和性/反近代主義のなかの近代主義/竹内好の<抵抗>
U国民共同体の「内」と「外」−丸山真男と中世―
運命共同体と帰属/近代世界における国民共同体の表象
V国際社会のなかの日本国憲法―社会性の比喩としての<移民>と憲法
近代をどう規定するか/憲法は社会問題を創出する/<移民>という比喩/憲法九条は国境をまたいでいる/憲法九条の可能性
W偏在する国家―二つの否定:『ノー・ノー・ボーイ』を読む―
回帰なき帰還/同一性と危険/投企による社会性への讃歌
X歴史という語りの政治的機能―天皇制と近代―
歴史の言遂行の側面―「実定性」の産出と成立/「日本人」「日本語」「日本文化」−同一性の制作/近代性を語り得る実定性の水準/複綜文化主義的配置
〔付〕自己陶酔としての天皇制―アメリカで読む天皇制論議
Y死産される日本語・日本人―日本語という統一体の制作をめぐる(反)歴史的考察―
多言語性と多数性/話し言葉と新たな主体の組織
Z「西洋への回帰」と人種主義―現代保守主義と知識人―
人種主義と主体の構制/無徴の場所としての「西洋」/保守主義の台頭と「西洋」
〔付〕人種主義に関する提言


あとがき


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