久米 博 著


キリスト教

その思想と歴史


四六判264頁

定価:本体2000円+税

発売日 93.7.30

ISBN 4-7885-0457-X

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文化としてのみ語られがちなキリスト教をまず宗教として語ること。宗教としてのキリスト教の核心は何か,その本質,構造,歴史を常にイエスの言葉にもどりつつ,旧約新約2つの聖書世界のダイナミックなかかわりの中に浮き彫りにする。

◆本文紹介◆
キリスト教の信仰は「イエス・キリスト」という呼び名のうちに集約されていると言える。キリスト教の最も簡潔な定義は、「イエスを神の子キリストと信じる宗教」である。同時に「史的イエス」と「宣教のキリスト」の分裂をめぐる現代の論争も、この呼び名のうちに含まれているのである。
 イエス・キリストとは「キリストすなわちメシアであるイエス」を意味する。「キリスト」(Christos)とはヘブライ語の「メシア」(Masiah)のギリシア語訳で、それはもともと「油注がれたもの」の意味で、そこから救い主を意味するようになる。したがって、イエスをキリストと呼ぶことは、ナザレに生まれた人間イエスを救い主キリストと崇める信仰の表明であるが、それとともにキリストという称号をめぐる、いわゆる「キリスト論」の諸問題がそこから発生してくることになる。それはまずイエスの弟子たちが直面した問題であった。(「イエス・キリスト」より)

◆書評
「アレティア」 94 太田愛人氏評
「信徒の友」93.10月
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◆目 次◆
まえがき
Tイエス・キリストとはだれか
ユダヤ教・キリスト教・イスラーム/イエス・キリスト/聖書/神/契約/律法/預言者
Uイエスの教えと業
神の国/愛/人の子/奇跡
V十字架と復活
受難/十字架/復活/聖霊降臨
W使徒たちの宣教
エルサレム教会/異邦人伝導/パウロの神学/律法遵守の争い
Xキリスト教の確立
キリスト教公認/グノーシス主義/信仰告白と三位一体の教義/聖書聖典の結集/礼拝・聖礼典・教会職制/ローマ・カトリック教会の成立
Y宗教改革以後のキリスト教の発展
ルターの宗教改革/カルヴァンの宗教改革/キリスト教と科学/聖書解釈の歴史と方法/現代キリスト教
あとがき


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