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甲野善紀 著


剣の精神誌

無住心剣術の系譜と思想


四六判432頁

定価:本体3800円+税

発売日 91.4.20

ISBN 4-7885-0391-3

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武蔵を超える剣歴を誇りながら歴史の闇に封印された無住心剣術。自らも第一級の武術家である著者が,埋もれた史料を博捜し,殺人の身体技術としての武から,天理自然,気と生の哲学へと飛翔したその独特の理念と精神の軌跡を語り尽くす。

◆著者関連本
『スプリット』 カルメン・マキ〔ほか〕著、新曜社
『武術の新・人間学 温故知新の身体論』(PHP文庫)、PHP研究所
『越境する知 1 身体:よみがえる』栗原 彬〔ほか〕編 、東京大学出版会
『剣の思想』共著、青土社
『〈知〉と〈技〉のフィールド・ワーク』市川 浩編著、思潮社
『古武術の発見』(カッパ・サイエンス)養老 孟司著、光文社
『武術で知る心身不離の世界』甲野 善紀著 合気ニュース
『武術で拓く身体の思想』甲野 善紀著、合気ニュース
『新・井桁術理』甲野 善紀著、合気ニュース
『縁の森』甲野 善紀著、合気ニュース
『武術の視点』甲野 善紀著、合気ニュース

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目次
はじめに
一 無住心剣術の幻影
現代社会にみる剣術思想の影響―小林秀雄の武蔵観/山田次朗吉と『日本剣道史』/白井亨の役割/「強さ」このはかりがたいもの/本書執筆への軌跡
ニ 無住心剣術の生い立ち
無住心剣術開祖、針ヶ谷夕雲/無住心剣術二代、小出切一雲/異端の天才剣客、真里谷円四郎/術技を捨てたその幻の剣術とは(一)/型破りな剣術思想/異端児、円四郎への風当たり/小出切一雲の晩年/無住心剣術の消滅―真里谷円四郎の死
三 白井亨は無住心剣術を再興したか
白井亨の生い立ち/寺田五郎衛門のこと/練丹のこと/徳本行者のこと/寺田における心剣の剣術/天真白井流への軌跡/天真白井流の剣術原理
四 江戸時代が育てた剣術の技と思想
『猫の妙術』の世界/千葉周作にみられる近代合理性の萌芽/無刀流開祖、山岡鉄斎/無眼流のこと
五 日本の剣術思想にみられる「気」の概念
「気」の概念の芽生え/無住心剣術における「気」/丹田の発見/無住心剣術における気の練成
六 逆縁の出会い
命のやりとりをどうみるか/日本における武の思想の特色
七 相ヌケの思想―武家思想に与えた禅の影響
相ヌケを起こさせるもの/無住心剣術、術技を捨てた幻の剣術とは(二)/感応同調の剣術/人間にとっての自然とは
結び
あとがき


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