営業部員のノートから

営業という仕事をしていて思うこと、感じたことを思いつくままに綴っていきます。
不定期更新予定です。

 

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年末・年始の売れ行き良好書

ということで、小熊英二氏の著作6点、西林克彦氏『間違いだらけの学習論』 『「わかる」のしくみ』などの欠品調査補充を書店様にお願いしたところ、 多数のご注文をいただきました。こころよりお礼申し上げます。
小熊氏のものは年末とくに動きの出る傾向があり、また西林氏の著作は光文社新書より 『わかったつもり』が上梓されたことが売れ行き良好につながっていると思われます。

またこれは書評の効果でしょうが、11月20日朝日新聞で「親子で読もう科学の本 慶応大教授 ・大津由紀雄さんおすすめの15冊」として『まなざしの誕生』(下條信輔著・定価2310円)、 『視覚のトリック』(シェパード著・定価2520円)がとりあげられ、好調です。

他取り上げらた他社の書籍13点の動きはいかがでしょうか。参考までにあげておきます。
『はじめて考えるときのように』野矢茂樹著、植田真・絵、PHP
『進化の隣人 ヒトとチンパンジー』松沢哲郎著、岩波新書
『知能の謎 認知発達ロボティクスの挑戦』講談社ブルーバックス

『脳のなかの幽霊』V・S・ラマチャンドラン、サンドラ・ブレイクスリー著、山下篤子訳、角川書店
『脳から見た心の世界』別冊日経サイエンス、日経サイエンス社
『脳はどこまでわかったか』井原康夫編著、朝日選書
『マインド 認知科学入門』ポール・サガード著、松原仁監訳、共立出版

『探検!ことばの世界』大津由紀雄著、ひつじ書房
『言語を生みだす本能』上・下 スティーブン・ピンカー著、椋田直子訳、NHK出版
『心を生みだす遺伝子』ゲアリー・マーカス著、大隅典子訳、岩波書店

『人はいかに学ぶか』稲垣佳世子、波多野誼余夫 著、中公新書
『議論のレッスン』福澤一吉、NHK生活人新書

『トリック・アイズ グラフィックス』北岡明佳、カンゼン

書評詳細 

小社『視覚のトリック』、小社の他の関連書も2,3点挙げておきます。

錯覚の世界 J.ニニオ 著

脳は絵をどのように理解するか R.ソルソ 著

美を脳から考える I.レンチュラー 編

中山(05.12.7)


『創造力』

『生きて死ぬ智慧』(小学館)が大ベストセラーとなっておりますが、著者の柳澤桂子先生には かつてたいへんお世話になったことを思い出しました。『創造力』(S・アリエティ著、加藤正明・清水 博之 訳、定価4725円)という大著を「心の書」として紹介してくださったのです。品切だった書籍はそ れをきっかけに復刊することになり、現在も生き続けています。

書評のスクラップブックからその記事を探し出しました。日付は93年8月23日。朝日新聞夕刊に掲載され たとあります。本の紹介を超えてその文章は味わい深いので、掲載させていただきます。

「人間とは何か。生命科学を究めていくと、当然の帰結として、この問題につきあたる。意識とは何か。 言語とは、科学とは、芸術とは、宗教とは、創造とは何か。人間という存在にまつわる限りなく興味深い 問題を、人類学的、医学的、心理学的な根拠にもとづいて解きあかしていくアリエティの視点は、強い説 得力をもつ。

三十五億年以上という長い時間をDNAによって伝えられてきた生命の「記憶」。それにもとづいて外界 を認識し、情報として脳に蓄えられる記憶。この二つの「記憶」によって成り立つ精神世界。
人間は、自分のまわりの世界を小さな断片に分けて認識する。その断片に名前をつけることによって、言 葉が生まれる。

DNAに刻み込まれた人間の認識能力。そこから生み出された言葉。言葉の働きによって洗練されていく 認識形態。古い認識形態と新しい認識形態によって、飛躍的に深まる表現。人間への興味は、はてしなく 私に注ぎつづける」

創造力 S.アリエティ 著



中山(05.09.29)


図書目録できました。

2005年版がようやくできました。製作が遅くなり、今年はさすがにこれではまずいと自戒しております。 途中で2005年を2006年にあらためようかと思ってしまいましたが。来年はいくら遅れても5月末までにはつくるつもりです。(N)

ご希望の方は下記にメールくださいませ。

mm@shin-yo-sha.co.jp
(05.8.18)


残暑お見舞い申し上げます。

自宅から電車・バスで30分ぐらいのところにサントリーの武蔵野工場があり、 先日、工場見学に行って参りました。そこでは、ビールの製造過程を見学、そ の後、試飲ができるようになっています。夏休みは親子連れも多く、お父さん、 お母さんにとっては、子どもの社会科見学もかねて一挙両得というわけです。

さて、試飲。CMなどで紹介している、4つの水系の缶ビールを、それぞれ口 にしますと、実際に、はっきりと味が違うのが分かりました。とくに南阿蘇外 輪山水系のものが気に入りましたが、東京近辺ではなかなか手に入らないよう です。90%以上が水でできているものなので、当たり前といえば当たり前ですが、 水の味というのはこんなに違うのかと正直おどろきました。

本とはまったく関係のないビール話、失礼いたしました。(N)
(05.8.18)


脳の進化

6月25日テレビ朝日系列(全国ネット)にて放映予定の「キャノンスペシャル ジュラッシク・コード」 という番組にて小社『ヒトはいかにして人となったか』(定価5565円)の著者、T・ディーコン氏が登場、 インタビューにこたえるシーンがあるそうです。放映時間は夜7時から9時の2時間特番。 本書は高額書籍でありながら、現在3刷。著者がどのくらい出るのか、本は出るのか、楽しみにしています。

(追記)見た限り本は出ていなかったような。でも本書は非常に面白い本で、言語と脳の共進化の仮説をコンピュータのソフトとハードの進化のアナロジーで語るアイデアなどは本書に出ています。 まあ「は虫類脳」から本書にたどり着く方は何人もいないと思いますが・・・・・・。事前に注文してくださった書店さん、すみません。いつか、お返しします(最近、こんなのばかりですが)。

ヒトはいかにして人となったか


中山(05.6.2)


太い人形、細い人形

からだビジネス=「スリム教」は、スリムであることを文化的に正しい身体とし、そういう身体になれというメッセージを つねに発している。『誰が摂食障害をつくるのか』(小社刊)の書評を読みながら、私は昨年のクリスマスのことを思い出しました。

なにか欲しいものありますか、とウチの4才の娘にたずねたところ、「何もいらない」という。言ったところで何も買ってくれないことを知っているので、しつこく聞いても答えない。 しばらくしたある晩、「細い人形が欲しい」と小声で言ったのには、泣けました。

細い人形とはおそらくリカちゃん人形のこと。これはウチには太い人形しかないからで、この太い人形も友人からプレゼントされたものです。 アメリカにも太い人形はあるのだろうかという疑問はさておき、 4才にして太い/細いの区別がされて、それが商品に結びついていることを思うと、恐ろしい世の中だと思わずにはいられません。

細い人形(例)

太い人形(例)

中山(05.05.16)


長野・平安堂書店書評コンクール

長野の平安堂書店さんが、信州大学生活協同組合との共催で、「第一回書評コ ンクール」を開催いたしました。そして入賞者の発表が、サンジョルディの日 にされました。小社も出版社特別賞というかたちで参加させていただきました。

平安堂さんのホームページ、面白いので、ぜひトップページからお入りくださ い。コンクールの受賞作品はトップページのいちばん右、該当ボタンをクリックしてください。

平安堂書店ホームページ
   ところで、このコンクールのすごいところは、県外からも募っているところだ と思います。来年は私も参加してみようかしら。       (05.05.13)


まぼろしの書評

毎週水曜日午後、朝日新聞さんはホームページ上に、次の日曜日の書評に掲載される書籍をアップ してくれます。これを見て自店の品揃えの参考にしたりする書店さんは多く、また出版社の人間にとっては書評に出る、出ないは 本の売れ行きを大きく左右するため、自社の書籍がアップされていた日には、もう、有頂天  日曜日の新聞が待ち遠しくて、待ち遠しくて、 となるわけです。

さて3月はじめ、小社『存在論的メディア論』(和田伸一郎著)が6日掲載予定と、HPに出ました。いくつかの書店さんからは注文があり、 営業の人間は翌週の殺到するであろう注文に備え、社内の倉庫に500部ほど入れ、掲載当日を心待ちにしておりました。
が、日曜日、書評はなく、何度見返してもないものはない。月曜日、出社して同僚に聞いても、ないものは、ない。 倉庫に積み上げられた書籍の山を前にしては、とらぬ狸の皮算用、と笑うこともできません。こういうこともあるんですね。

まあ、そんなことで、ご注文くださった書店さん、ごめんなさい。お礼とお詫び 申し上げます。今度、何かで挽回しますから

存在論的メディア論和田伸一郎 著

朝日新聞HP・書評
次の日曜日に出る書評を見る場合は「次回の読書欄」をクリック!。
(中山)(05.03.16)


個人情報保護法案

が、4月から施行されます。 小社では5000件には満たないですが、「読者カード」をデータベース化して保持しております。Pマークなど 認証制度があるようですが、3月末までに、 個人情報保護ポリシーとしてガイドラインを作成するようすすめております。
(中山)(05.03.10)


内田樹先生の

『私の身体は頭がいい』の重版が先月1月にできました。3刷目。累計で6000部製造といえば、 小社ではかなりのベストセラーになります。
何かにとりあげられたのか、本書が今週にはいって、かなり動きがでています。長野県周辺のメディアに とりあげられたのでは、とあたりをつけているのですが。「はてな」で聞くわけにもいかず、こんなところで問い合わせてみる次第なのですが(笑)

私の身体は頭がいい

(補記)理由が判明、文化放送で、武田鉄矢さんの番組「武田鉄矢・今朝の三枚おろし」で本書がとりあげられたとのことです。 長野周辺のメディアって何なのか(笑) (中山)(05.02.08)


神保町界隈の実力派出版社リレーブックフェア

を、千代田区神田神保町、信山社・岩波ブックセンターで、開催しております。
フェア・スケジュールは
 1月 洋泉社&新曜社
 2月 以文社&青土社
 3月 新水社&青弓社
 4月 晶文社&作品社
となっております。小社の書籍は、『戦争が遺したもの』(小熊英二 著)、『男であることの困難』(小谷野 敦 著)が売れているようです。

またフェア企画といたしまして、洋泉社さんのお骨折りで、
白倉敬彦先生講演会「入門・江戸の春画」
を開催いたします。
日時 1月25日(火) 午後6時半開場 7時開演
要電話予約 03-3263-6601 先着100名様・入場無料
会場 岩波ブックセンター3階 セミナールーム
詳細は下記へ→ 

信山社・岩波ブックセンター


(中山)(05.1.15)


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