営業部員のノートから

営業という仕事をしていて思うこと、感じたことを思いつくままに綴っていきます。
不定期更新予定です。

 

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逸脱する科学

発掘遺跡の捏造疑惑によって、歴史教科書をつくっている出版社の方は、内容のさしかえなどでかなりたいへんだと聞いています。先日小社から出版した 『ワードマップ現代科学論』には、「逸脱する科学」の項があり、科学的不正の第一のタイプとして「捏造」を取り上げています。
代表的なものとして1912年の英国サセックス週で発見されたピルトダウンの人骨化石があり、1955年に偽造の事実が立証されるまでに、最古の原人化石として百科事典にも掲載されていた、とのこと。(関連書 F・スペンサー著『ピルトダウン 化石人類偽造事件』山口敏訳、みすず書房)
 ほか不正のタイプとしてトリミング、クッキング、剽窃などがあげつつ、なぜこのような不正が起こるのかを分析していて興味深いです。

(00.12.11.)


第10回神保町ブックフェア

2000年10月28日(土)・10月29日(日)の両日開催でしたが、土曜日は曇り空、夕方4時ごろからはポツリポツリ雨が落ちてくるという状況で、日曜日は雨のため中止でした。1年に1度のせっかくの機会でしたのに、たいへん残念でした。土曜日、別会場で行われた「本の学校」シンポジウムは、かなり盛況だったとお聞きしております。

(00.11.8.)


神保町、アンダー・コンストラクション

会社のはすむかいの「初音」という定食屋が店じまいをした。赤だしみそ汁とおにぎりで有名な店だった。建物の老朽化にともない改築するにあたり、店を閉めることになったとの貼紙が出ていた。出張でたった五日ほどあけていたあいだに、今や店はなく、ただ整地された空間のみがひろがっている。向かいの「きたかみ」という店も場所を移しての営業となるらしい。毎日、店先にきれいな花々を生けていて、写真に撮っていったら面白いと思っていたがやらずじまいだった。そしてぜひ1度、ここでふぐ料理を食べてみたいと思いつつも、ついにかなわなかった。借金してでも食べておけば良かったと本当に思う。
バブル時の最高値で買収し、崩壊後10年間何に使おうがペイしなかった無数の「空き地」が、今ようやく埋められつつあるのでしょうか。建設中のみょうな騒音と振動が、私をむしょうにいらいらさせるのです。

第10回 神保町ブックフェスティバル
期日 2000年10月28日(土)・10月29日(日)
平成3年の第1回以来回を重ね、今年で第10回を迎えることになったすずらん通り・さくら通りの「神保町ブックフェスティバル」。昨年来より進行する隣接地域の再開発事業は大きな衝撃を与えていますが、地域商業振興とともに読者との交流をはかり、「本の町・神保町」の認識を新たにする機会です。詳細はまた。

(00.9.22.)


銃・病原菌・鉄

読む前からおもしろい、買おうと思う本!!!
『人間はどこまでチンパンジーか?』(小社刊)、『セックスはなぜたのしいか?』(草思社刊)の著者、ジャレド・ダイアモンド氏の待望の新刊『銃・病原菌・鉄  1万3000年にわたる人類史の謎』が草思社さんから発売されます。ピュリッツァー賞を受賞した本書は、今年度下半期のベスト本、間違いなしでしょう。分子生物学から文明論まで深く、幅広い知見で、「人類がそれぞれの大陸で、なぜ異なった発展の仕方をしたのか?」という壮大な人類史のミステリーを鮮やかに読み解きます。

『銃・病原菌・鉄  1万3000年にわたる人類史の謎』
ジャレド・ダイアモンド著/倉骨 彰訳
予価上下各1900円(税別)
9月下旬発売予定
草思社刊です!!!

(00.9.7.)


言語学ブックフェア

言語学ブックフェアを下記の通り開催いたします。言語学関係でははじめての試みで、ぜひとも成功させたいです。どうぞお立ち寄りください。

期日 2000年9月25日(月)から2000年10月13日(金)
場所 紀伊国屋書店新宿本店2階催事場

先着300名さまに「言語学図書総目録2000」をプレゼント!!!

(00.9.7.)


カルチュラル・スタディーズ関連

2000年11月に大村書店さんより、
『カルチュラル・アイデンティティの諸問題  誰がアイデンティティを必要とするのか?』
が刊行されます。雑種混交(ハイブリディティ)の時代におけるアイデンティティの新たな位相を構想します。著者は、ローレンス・グロスバーグ、ホミ・バーバ、サイモン・フリスほか。
スチュアート・ホール、ポール・ドゥ・ゲイ監修
宇波彰監訳・解説 288頁、予価2600円(税別)
ISBN 4-7563-2024-4

(00.9.7.)


追記・フェア結果

「フィールドからの発想 書をもって町に出よう」の結果です。芳林堂書店高田馬場店にて。
『ワードマップフィールドワーク』4冊
『想起のフィールド』2冊
『現場心理学の発想』5冊
『方法としてのフィールドノート』5冊
『世論調査で社会が読めるか』1冊
『データ対話型理論の発見』2冊
『プロトコル分析入門』5冊
他社本では『フィ−ルドワ−クの新技法』(日本評論社)がよく売れたとのことです。

また、7月13日より認知科学・小フェアを丸善お茶の水店・哲学思想の棚にて開催しております。小社と青土社さんの関連本が並んでいますので、ご興味のある方はご来店下さい。

(00.7.13.)


村上龍氏と小熊氏英二氏の対談、小熊英二氏講演会

村上龍氏責任編集の「Japan Mail Media」で、小熊氏英二氏の『単一民族神話の起源』『<日本人>の境界』が紹介され(絶賛発売中!『世のため、人のため、そしてもちろん自分のため』村上龍・藤木りえ共著/NHK出版刊/本体1,400円 http://npb.nhk-grp.co.jp/index.shtml所収 47頁・50頁)、注文が殺到したのは昨年のことです。
「文學界」2000年8月号で村上龍氏と小熊氏英二氏の対談が掲載されています。パーソナルな問題をも大状況のことばでしか語られない現状をあらわして、両氏から出た「元気がでない」ということばが印象的でした(このことばは『インド日記』で小熊氏とチャタジー氏との対話でもでてきますが)。
「元気を出そう」なんてけっして言わないところがとても好きです。
また『インド日記』刊行記念として、
小熊英二氏の講演会が、7月31日(月)午後7時より、青山ブックセンター本店にて催されます。
定員120人。予約制。詳細は青山カルチャーサロン係03-5485-5513まで。
青山ブックセンターのホームページ http://www.aoyamabc.co.jp/

(00.7.10.)


おとぎ話関連

◎新曜社<新刊の御案内>■第159号■で、「グリム童話関連が売れなくなったー」 とグチ + ボヤキをいれました。偶然でしょうが、その直後いくつかの書店さんからフェア用商品として注文をいただきました。なかには『ことばの前のことば』『本が死ぬところ暴力が生まれる』なんかも選書していただき、「うわぁ、オレより本を知っている」と驚かされました。ボヤいているヒマないなぁ。(中山)

(00.7.3.)


新曜社・フェア情報

自社・他社問わず、既刊書の掘り起こしにつながるような新刊が出たとき、5、6点で組む小さいフェアを好んでやっています。まぁ担当者の方から声をかけてもらうほうが多いのですが、売れたときはとても嬉しいです。そのいくつかを紹介します。

今月(2000年4月)はじめより、弘栄堂書店吉祥寺店(駅ビルロンロン内)にて以下のワードマップシリーズの7点で、フェアをくんでもらっています。
『現代美術』本体1500円 ISBN4-7885-0292-5
『現代言語論』本体1800円 ISBN4-7885-0372-7
『フィールドワーク』本体1800円 ISBN4-7885-0428-6
『ヒューマン・エラー』 本体1900円 ISBN4-7885-0575-4
『ネットワーク分析』 本体2200円 ISBN4-7885-0584-3
『現代フランス哲学』 本体2400円 ISBN4-7885-0626-2
『オートポイエーシス2001』本体2600円 ISBN4-7885-0699-8
『ネットワーク分析』は動きよく、追加がでたとのこと。

またこんなフェアも企画、某書店にて予定しております。

「フィールドからの発想 書をもって町に出よう」
『ワードマップフィールドワーク』 佐藤郁哉著 92.9.21 4-7885-0428-6 1800円
『想起のフィールド』 佐々木正人編 96.9.25 4-7885-0570-3 2400円
『現場心理学の発想』やまだようこ編 97.4.5 4-7885-0589-4 2400円
『方法としてのフィールドノート』 R.エマーソン他  98.11.5 4-7885-0655-6 3800円
『世論調査で社会が読めるか』平松貞実著 98.4.24 4-7885-0640-8 2200円
『データ対話型理論の発見』B・G・グレイザー他 96.3.20 4-7885-0549-5 4200円
『プロトコル分析入門』海保博之他編 93.11.1 4-7885-0469-3 2500円

ほか他社さんの本としては
『フィ−ルドワ−クの新技法』中村尚司他編 日本評論社 2000.2 ISBN:4535582726 2000円
『フィ−ルドワ−クの物語』ジョン・ヴァン=マ−ネン著 森川渉 訳 現代書館 1999.1 ISBN:4768467474 3200円
『生活記録の社会学』 ケン=プランマー著 光生館 1991
『ライフ・ヒストリーの社会学』中野卓他編 弘文堂 1995
『観る、集める、考える---発見のためのフィールドワーク』原ひろ子著 かたつむり社 1993
『フィールドワークを歩く』須藤健一編 嵯峨野書院 1996
『社会状況の分析』ジョン=ロフランド他 恒星社厚生閣 1997
かなりしぶめなフェアですが、Nさん、売れなかったらすみません。(中山)

(00.4.14.)


いくつかの追記

カルチュラルスタディーズについて:
書名: 『実践カルチュラル・スタディーズ ソニー・ウォークマンの戦略』ISBNコード: 4-469-21247-4 ポール・ドゥ・ゲイ他 著、暮沢剛巳 訳・本体2,300円(A5判・258頁)

千駄木・往来堂について:
2000年4月末日をもって、安藤さんは退社して、ネット(オンライン)書店の「ブック1」へと移られるそうです。詳細はまだ知りませんが。氏の編集によるホームページ、発行していたメールマガジンは中止とのこと。どんなかたちでもいいので、ホームページをぜひとも引き継いでほしいものです。(中山)

(00.4.14.)


ポスターの力

数年前、東京書店商業組合・青年部の方から、手塚治さんのイラストのはいった「1日10分、本を読みましょう」というポスターをもらった。会社の前に張っていると、「10分は短いので、せめて40分にしろ」と社内から声がでた。それもそうかと思い、書きかえようとした矢先、「(このポスターの)前を通ると、良心の呵責に苛まれるんだよなぁ」といったようなことを、近所のO簿記学校の生徒さんたちが話しながら歩いているのを耳にした。5分と書きなおそうと思ったが、そのままにしておいた。通るたびにプレッシャーを与えていたと思うと、なんだかたのしい。

(00.2.8.)


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